今回は知ってるようであんまり知らない、
普段あんまり気にしていない”髪の毛の伸びるスピード”についてのお話です。
時々、
短く切りすぎちゃったんだけど、元の長さに戻るまでどれくらい掛かる?とか、
毛先が傷んできたんだけど、どのくらい切ったらいいの…なんて、
ご相談受けますが、
“髪が伸びるスピード”を分かっていれば、将来的なヘアスタイルの計画も立てやすいと思います。
短くしすぎたからと言って、くよくよ悩む心配がなくなるかもしれませんし、
逆に髪を傷ませないよう慎重に施術メニューを選ぶことができるかもしれません。
いずれにしても、キレイな髪をキープする上で知っておいて損はないと思いますよ!
髪の毛が伸びるスピード
まず結論から言うと、髪の毛が伸びる早さは、
一般的に1日0.03~0.04mm、1ケ月で0.9~1.2mmといわれています。
どうですか?イメージしていたより
「え?そんなモン??もっと伸びてるかと思ってた!」
という方、多いんじゃないでしょうか?
もちろん個人差はありますが、
概ね1ヶ月で約1cmという認識でいいかと思います。
ということは、すなわち、
髪の毛が生え始めてからあごのライン(ボブスタイル)まで伸びるのに、20~25cmとして約2年。
肩(ロングボブスタイル)まで伸びるまでには、30cmで約3年。
肩甲骨(ロングスタイル)までは40~50cmで約4~5年掛かるということになります。
髪の毛の伸びるスピードが思ってたほど早くないということは、
生え始めた毛が今現在のヘアスタイルの長さになるまでには、
結構な時間が掛かるということがお分かりいただけると思います。
気を付けておきたいこと
通常、髪のダメージでお悩みの方への対処としては、
トリートメントなどでダメージケアを続けていくか、
傷んでいる部分をカットしちゃうかしか方法がありません。
髪の毛が伸びるスピードは1ヶ月に約1cmということですから、
一度髪を傷めてしまうと、傷んだ部分が毛先まで伸びてくるまでには、
思ってる以上に時間が掛かりますし、その間はダメージケアが欠かせなくなってしまいます。
ということで、髪のお悩みを少しでもなくしていくためには、
日頃から髪にダメージを与える要素をできるだけ減らしていく工夫が必要なんですね。
なぜなら…
一度傷んでしまった髪の毛は元通りに戻ることはないから!
特にサロンのメニューでもダメージが大きいブリーチや縮毛矯正なんかは、
勢いでやっちゃうとあとあとヘアケアに手間が掛かかることになりますので、
その点を考慮に入れて、今だけではなく1年後、2年後のことも考えて、
ヘアスタイルと施術メニューを決めていくことが大切なんですね。
ブリーチや最近流行りのブリーチオンカラー(外国人風カラー)なんかは、
まだまだ髪も元気で無茶もできる20代の方にはいいかもしれませんが、
30代も後半になると髪のダメージってなかなかシビアな問題になってきたりします。
はたまた毎年湿気の季節には縮毛矯正が欠かせない方で、
キャンペーンの低価格につられて安価な縮毛矯正をしてしまったりすると、
そのあと何年かは、否が応でも髪のダメージと付き合っていくことになります。
トリートメントが欠かせなくなっちゃって、
「安物買いの銭失い」っていう結果になったりします。
女性の皆さん特に髪のダメージにストレスを感じている様ですので、
髪の性質、成長のスピードも頭に入れて、ご自分のライフスタイルに合う
ご自分だけのヘアスタイルに挑戦していただきたいと思います。
最後に、
特に髪に与えるダメージの大きい縮毛矯正なんかは、
日頃から皆さんの髪の状態を把握している、通い慣れた美容師さんとよく相談をされた上で
行うようにするのが失敗しないコツですよ。