ヘナ vs ナトゥレーザ★うちは死んでもヘナカラーやりませんwww
*過去の記事を再編集しています。
突然ですが、今回はちょっとキツめのお話してみます。
最近ナトゥレーザでは、画期的な白髪染めメニュー[Dr.プロセスエイジングケアカラー]というのを始めまして、
定期的に白髪染めが欠かせないお客様のご利用が増えてまいりました。
*2018年現在、[Dr.プロセスエイジングケアカラー]はレベルアップして[ケラチンリペアカラー]に名称変更いたしました。
髪をダメージさせるアルカリ剤を使用せずに、
酸性のカラーを使用し、色素と一緒に髪の素である[高濃度のケラチンたんぱく質]を髪に閉じ込めていく
髪染めをしながら髪の地力をアップさせていくというメニューです。
髪の地力をアップさせるとどうなるか??
今までペタンコだった髪にボリュームが出て、ハリ・コシ・ツヤが蘇ります。
髪にハリ・コシが出れば、今まで諦めていたパーマやストレートの施術ができますので、
また新しいヘアスタイルに挑戦ができる!というわけなんです。
女性の皆さんにいつまでもいろんなスタイルに挑戦し、
ご自分だけのおしゃれを楽しんでいただきたいと考えているナトゥレーザでは、
髪やせやダメージのせいで、スタイルに制限ができてしまったり、
毎度傷んだ髪のダメージケアだけの施術なんてツマラナイ!って思うんです。
というわけでオープン以来、一貫してダメージレスメニューのご案内をし、
口を酸っぱくしてセルフカラーなんかの弊害をお伝えしてまいりました。
そん時が良くても後で後悔するのが、間違ったヘアケアだったりしますもんでね。
さてさて、
おかげさまで白髪染めでご利用のお客様が増えてきたナトゥレーザですが、
そんな中、スタッフ一同気が付いてしまったことがあります。
それは…
[ヘナカラー]されてる方がスンゴイ多い!こと…
お母様世代のヘナ率ハンパないっす。
かつて旅したインドでは女性よりおじさんの方がヘナ率高かったような記憶がありますが…
インド原産の植物”ヘナ”は古くから染色に使用され、
白髪も染まるということから、ちょっと前の”ナチュラル志向ブーム”に乗って注目を集めました。
もともとヘナはオレンジ色にしか染まらないという性質なので、
アジア人の黒髪向けの白髪染めには不向きということもあり、本来100%ナチュラル成分であることに価値があったはずが、
やがて黒く染めるための化学物質が配合されることになったり、ほとんどケミカル成分の粗悪品が出回るようになり、
なかなかトホホなイメージが定着することになってしまいました。
↑これ10年くらい前のお話ね。
それがここにきて、なぜかいまさら県北地域で大流行中だそうで、
ある日ご近所のおばさまに「髪の毛の染めっこしよ~」なんて誘われて、
ヘナカラーを紹介されるなんて言う、田舎特有のネットワークビジネスにはまっちゃった♪
なんていう話も時々耳にします。
もちろん一概にヘナカラーをされてる方が全て、そんな香ばしい関わりをもっているとは思っておりません。
現に品質管理から流通まで徹底して100%ナチュラルヘナを取り扱う真面目な業者さんもありますし、
真摯にナチュラルヘナの普及に取り組んでおられるサロンさんもあります。
アレルギー体質で、化学物質を一切体に取り込みたくないという方には、
有用な白髪染めの代替え品だと言えるでしょう。
なんですが…
わりと高確率でほとんどの方がヘナカラーの性質やメリット、デメリットを事前に確認せずにやっておられるような気がします。
白髪が染まって、髪もツヤツヤになる100%ナチュラルなヘナカラーいいわよ~
まとめて買うと安いし、おうちで出来るし、なんたってナチュラ~ル♪
なんていうなんだか目の奥が笑ってない美味しそうな言葉に二つ返事でOKしないで、
にわかなお付き合いって断りづらいでしょうが、
ぜひその場で「ヘナ 安全性」とか「ヘナ メリット デメリット」なんかでググってみること必要だと思いますよ。
もはや今のご時世…
“情報”ってのはそのまま鵜呑みにせずに、自分でよく理解して選択する自己責任の時代ですからね。
ここで簡単にヘナの性質をご説明すると…(改めてご自分でもググってくださいよ!)
・100%ナチュラルヘナで染められるのは鮮やかなオレンジ色のみ
・ブラックヘナはナチュラル成分以外が含まれている可能性がありますが、ナチュラル100%じゃないなら使う意味は?
・ナチュラル=安全ってもんでもなくて、植物によるアレルギーが出る方もいますよね?
・ヘナは1回だけじゃ効果はなくて、定期的に繰り返すことで、白髪の染まりやハリ・コシ効果が出てくるものです。
・1度でもヘナが付着した髪からヘナを落とすことはできないので、1回やったらずっと続けるつもりでね♪
・ナチュラルヘナは粉をこねて2,3時間寝かせて、髪に塗布して2,3時間とか掛かるはずですよ。
ナトゥレーザの立場からすると、ヘナカラーの履歴がある髪は、
使用する薬剤(カラー、パーマ、ストレートなどなど)がうまく髪に浸透せずに、
狙った通りの効果を出すのが難しいため、とっても厄介だったりします。
それはこういうわけ…
ヘナの粒子は繊維のような形をしています。
その繊維同士が絡まりやすく、なおかつ髪のキューティクルにも絡みやすい性質をしています。
ヘナカラ―で1回目はゴワゴワした質感になるのはこのためですが、
何回か重ねて髪に付着させることで、段々と髪に厚みが出ることによりハリとコシが出てきます。
イメージは、”DIYで漆喰を壁に塗り込んでいく”みたいな感じでしょうかね?
(たとえがナトゥレーザっぽすぎるような気がしますが…)
漆喰って上手にならすとツルツルな表面になるでしょ?
一度髪に付着したヘナの絡まりは強く、自然に落ちることはまずありません。
そのためヘナでコーティングされた髪の内部には、薬剤を浸透させることができなくなるため、
サロンでのカラーやパーマなどの障害になってしまうのです。
また何度もヘナを重ねた髪がやがてパサつきやすくなるのも、
バリアのせいで髪の内部に水分を浸透させづらくなってしまう性質のためでしょう。
ということから、ナトゥレーザではヘナカラー履歴のある方のカラーやパーマ、
当店自慢のストレートも狙った通りの仕上がりが得られないため、
“お互いの幸せ”のためにお断りする場合があるわけなんです。
よって、
ナトゥレーザではヘナカラーをご紹介することはありませんし、
今後もヘナカラーを導入するつもりは一切ございませーん!!
毎度申し上げている通り、お客様にいろんなスタイルを楽しんでいただきたいため、
今後の障害や制限になるようなことはしない、というのがその理由です。
ですので、ヘナカラーをしてみよう!とお考えの方はですね、
ぜひご自分で事前に”メリット”と”デメリット”をよく見極めてからやらかしていただきたいと思います。
よく考えずにやらかしちゃった後で「やっぱりダメだった…」とナトゥレーザにお越しいただいても、
スタイリストのモチベーションはダダ下がりになってますんで、改めて先に申し上げておきますよ。はい。