今さらでも知っておきたい[髪のダメージ]のこと
さて、
みなさんの髪のお悩みについて、少しでもためになればと日々シコシコ書きためておりますが、
今回のテーマはざっくりと [髪のダメージ] についてです。
髪のダメージイヤン!とか、
髪のダメージ、ダメ!絶対!とか、
巷では言うわけですが、(言ってるか?)
一口に [髪のダメージ] といっても、漠然としたイメージしかないですし、
いったいなにがどうして [ダメージ] するのか、よく分からない方も多いと思います。
特に学生の皆さんや20代から30代の女性の一番のお悩みは、
この [髪のダメージ] だったりしますので、ここいらで一度、大人になる前に知っといた方がいいかもしれませんね。
まずは髪の毛の性質を知るところから始めましょう
[髪のダメージ] について理解するにあたり、大前提として知っておかなければならないことがあります。
それは…
髪の毛の性質。
そもそも髪の毛ってなんなんだ?というところから、まずは説明していきたいと思います。
そんなこたぁどうでもいいわよ!髪のダメージをどうにかしたいのよ!
というお声もあるかと思いますが、
だいだい人の話聞かない人に限って髪のダメージ酷かったりしますんでねw
髪のダメージのお悩みを解決するためには、
その原因の前にそもそも髪の性質を理解しておく必要がありますので、
順を追って説明していきますので、おとなしく読み進めていきましょうwww
髪は”死滅細胞”ってどういうこと?
まずよくネットでも見聞きするのが、
髪は“死滅細胞”であるということです。
死滅…とかなんだかイメージ良くないですが、どういうことかというと、
細胞分裂を繰り返す皮膚や内臓の生きている細胞とは違い、
“細胞分裂を終えた後の固くなった(角化した=死滅した)細胞”ということなんですね。
髪の毛や爪を切っても痛くないでしょ?
これは神経が通っていないためでもありますが、分かりやすく言うと死んでるからなんです。
ゾンビが傷みを感じないのと一緒ですかね!(は?)
皮膚や内臓は生きている細胞で構成されているため、
たとえ傷ついても細胞分裂によって自己再生を繰り返すことができますが、
髪の毛や爪などの細胞は角化(死滅)していますので、細胞分裂は行われず再生されません。
ということはつまり…
一度ダメージした髪の毛は、なにをしても元通りに再生することはない!
ということになります。
えっ!?テレビCMと言ってることがちがうじゃない!
ヘアケア商品のCMなんかで「傷んだ髪を修復!」とか「美しい髪が蘇る!」とかいってるじゃん!
なんてお声もよくお聞きします。
昭和の時代からあいかわらずテレビの影響ってすごいんです…
俗にいう”言葉のアヤ”ってやつを上手に利用してるんです広告って。
日本語っていろんな意味があって難しいんですね。
テレビCMの謳い文句の話題はまた次の機会にするとして…
現在のところ生物学上、死滅細胞が再生することはありません。
ゾンビが生身の人間に戻るの見たことないでしょ?(は?はっ?)
…もう一度言いますね!
一度ダメージした髪の毛は、なにをしても元通りに再生することはアリマセン!
髪のダメージは減点法?
髪の毛の性質の大前提を踏まえた上で、
じゃぁキレイな髪をキープするためにはどうしたらいいのか?
という話題になった時に良く出てくるのが、
“髪のダメージは [減点法]” という考え方です。
「減点法ってなんじゃい?」って方もいると思います。
耳慣れない言葉ですからね…説明します。
学校のテストのように正解ごとに〇がもらえて、
合格点まで達したらオメデトー!っていうのが [加点法]
教習所の試験みたいにミスするごとに×が積み重なって、
合格点を下回ったらザンネーン!ってなるのが [減点法]
でいいんですよね…?
つまり毛根から生えてきたばかりの、何もダメージを受けていない髪の毛の状態を100点とした時、
ダメージを受けるごとに100点から減点をされていくということです。
髪のダメージは元通りに戻ることはありませんので、点数が加点されることはありません。
ダメージごとに減点をされていって、0点になると切れ落ちるというイメージでしょうか。
日常生活の中での減点要素
髪をダメージさせる要素(減点要素)はたくさんあって、
ざっくりと次のようなものがあります。
・ 夏の紫外線
・ 秋冬の乾燥
・ ドライヤーやヘアアイロンの熱
・ タオルなどでの摩擦
・ プールの塩素やアルカリ性の温泉
・ 刺激の強いシャンプーやトリートメント
・ アルカリ性のカラーやパーマ剤
・ 縮毛矯正(← これ大減点)…などなど
「え?そんなことでいちいち減点されちゃうの??」って思いませんか?
日常生活を送る中で避けようがなかったり、当たり前にしていることが、
実は髪にダメージを与えるとことはあまり知られていないようです。
なぜ髪がダメージするのか?については、
もう少し髪の性質について知ることで分かってくると思いますが、
それはおいおいブログで勉強していくとして、
一度ダメージした髪の毛が元通りに戻ることない!ということと、
髪のダメージは [減点法]
ということ髪の性質の前提を理解していただいた上で、
・ 紫外線の強い季節は帽子を被ったり、UVケアスプレーを使う。
・ パサつく部分にはヘアオイルを付け、乾燥を防ぐ。
・ ドライヤーは低温で使用する。ヘアアイロンの温度にも気をつける。
・ お風呂上りはゴシゴシ髪を擦らずに、タオルで挟んで叩くように水気を切る。
・ プールや温泉の後は真水で洗い流す。
・ 髪に優しいシャンプーやトリートメントを選ぶ。
・ ダメージレスのカラーやパーマを選ぶ。
・ 本当に縮毛矯正が必要なのかサロンで相談してみる。
などなど、日常生活で気をつけなければいけない点やちょっとしたヘアケアのコツなども
今後少しづつご紹介していきたいと思います。