福祉大生の皆様、実習お疲れさまです。

過酷な実習生活にお疲れの方も多いかと思います。

 

実習が始まる前に髪の毛を黒く染めなければいけない皆さんを不憫に思うこともありました。

なかにはオリジナルの髪色が元々明るめな方もいらっしゃったりして、

わざわざ黒く染めなきゃいけない理不尽さを感じたりもしましたが、

どうも日本の社会ではしょうがないことのようです。

諦めて自分の夢の実現のために頑張りましょう!

諦めて迎合することが大人になることなのかもしれませんからね。

僕はそうは思いませんが…www

 

さて、お陰様で実習前の黒染めを当店でされる方も増えてまいりまして、

以前はホームカラーでムラムラになった髪の毛をどうにか直してくださいっ!

なんていう美容師泣かせのお客様も多かったのですが、最近はだいぶ減ってきたような感じがします。

みなさんがホームカラーの弊害をよくご理解いただけた賜物と感謝しております。

 

 

さて今回は、実習が終わった後に黒染めした髪を、元の明るい髪色に戻したいと思った時の方法について書きたいと思います。

 

 

まず方法として考えられるのが、

①黒染めの黒い染料が自然に抜けきるまで待つ。

②黒い染料を脱染処理で落とす。

③事前に黒染めする際に、もともとあるメラニン色素に似た性質の黒い染料で染めておく。

 

 

注意したい点は、

特にホームカラーで黒染めした後に、明るい色のホームカラーしちゃえばいいんじゃね?

とノリでまたホームカラーしようとしちゃうことです。

 

 

順を追って説明していきましょう。

 

 

まず黒染めの濃くて黒い染料は、明るい色でカラーリングしても明るくなることはありません。

これは良い子の皆さんなら当然想像がつくでしょう。

 

特に誰でも染められるように作られたホームカラーには、脱色剤が多く配合されていますので

黒い染料は抜けずにもともとの髪の色の元、メラニン色素を脱色してしまいます。

その上に更に新しい染料を加えるので、ほぅらまだらに染まってしまうのですよ。

 

 

黒染めで髪の内部に浸透した黒い染料を落とすには、自然に落ちるのを待つか

もしくは『脱染(だっせん)』という作業が必要になります。

 

 

自然に染料が落ちるようにするためには、いつもであればカラーの色持ちをよくするための反対のことをすればいいわけで、

熱や紫外線、アルカリや洗浄力の強いシャンプーなど、キューティクル開いて染料を垂れ流しにする方法ですが、

これはこれでダメージが大きくなっていく恐れがあります。

塩素が入ったプールでトレーニングとか一石二鳥?でイイかもしれませんねw

 

≪脱色と脱染の違い≫

脱色

日本人はメラニン色素の含有量が多いので黒髪に見えるのです。

このメラニン色素を壊すことによって明るくするのが『脱色』です。

脱染

『脱染』はメラニン色素ではなく、黒染めで髪に浸透している染料を抜く作業のことをいいます。

図では色素が薄くなって示してありますが、濃い染料を完全に取り除くことはできません。

『脱染』をすることによって、黒染め前の髪色に近づけることができます。

 

ちなみに両方の性質を兼ね備えた『脱色脱染色剤』という薬剤もあって、メラニン色素を脱色し、

さらに染料も脱染する強力さから、髪に与えるダメージは相当なものです。

 

一般的に以上の『脱色剤』『脱染剤』『脱色脱染剤』はなぜかひとくくりにされて

『ブリーチ(漂白剤)』と呼ばれています。

 

 

というわけで、まず黒染め戻しには染料を抜く作業が必要ということと

ブリーチといえど処理内容と効果に違いがあるということがお分かりいただけたでしょう。

 

 

黒染め落としをノリで自分でやろうとすると、トンデモナイ目に合うよ!ということですね。

 

 

とはいっても、せっかくつらい実習も終わったんだから、黒染め落とし後も綺麗なカラーを楽しみたい。

そんなお年頃の皆さんのお気持ちは重々承知しております。

 

 

髪にダメージを与えないためにはなんにもしないことが一番!

髪に携わる人間としては、そんな理屈を言いたいところですが、必ずしも理想と現実は折り合いがつくものではありません。

こだわりと言いながら、お店の理想を押し付ける美容室ではいけませんから、

naturezaでは現実を踏まえて、お客様の現状をよりベターな状態にできるようなご提案をさせていただきたいと思うわけです。

 

 

そこでかねてより黒染めをご希望のお客様におすすめしているのが、

あとで脱染処理なしに新しい染料で染めることができる 通称『黒染めA』です。

黒染めA
再度明るい髪色に戻したい方
7,000~8,000
黒染めB
当分黒いままでいい方
5,000~6,000
黒染め落とし
黒染め後の脱染処理
7,000~8,000

『黒染めB』は学生様限定のキャンペーンメニューで、通常のカラー剤を使用した黒染めです。

脱・ホームカラーを目的として設けてあります。家でやるくらいならお願いだから美容室でやってというね。

 

後々のことを考えれば皆さんに『黒染めA』をおすすめしたいところですが、

使用する薬剤が通常のものより高額なため、料金がちょっと高めなのと

ただでさえ黒染めしなきゃいけない状況で、気分もオチてる学生さんにはおすすめしづらい点もありますので、

今回は『黒染めA』のメカニズムをご紹介いたします。

黒染めA

『黒染めA』の黒い染料は、次回染め直す際に使用する薬剤で分解することができるのです。

黒染め後に再度カラーをお楽しみいただく際には、『黒染めA』の方が脱染のプロセスをなくす分

髪のダメージを抑えることができます。

 

もちろん何度も言うように、カラーによるダメージもありますから、

本来であれば何もしない方がダメージはありませんが、

そうも言えないのが女の子ですから、naturezaの考えるベターな方法として

『黒染めA』のようなサービスもご用意しています。

 

よーく料金表を見ると、「黒染めB後に脱染をする金額」と「黒染めA後にカラーをする金額」は

それほど違いがないのが分かります。

 

はじめの黒染め料金を節約するか、先々まで長い目で見てダメージの少ない方を選ぶかはお客様次第ですが、

いずれにせよノリで自分でやっちゃった後で、美容室にフォローを頼むのだけは勘弁してくださいね。

 

美容師だったら絶対に使わないホームカラー、成分も性能もなにも分からない薬剤を使用した髪を

お客様の希望通りに仕上げるのは、どんな美容師にも至難の業です。

お客様も美容師もお互い仕上がりに納得できない結果になりますから。

私たちも誰も幸せにならない仕事は避けたいですしね。

 

というわけで、長々とお話ししましたが、

今後もnaturezaのご提案するサービスに込めた想いをちょっとずつご紹介していきたいと考えています。

なるべく理屈っぽくならないように気をつけますが、たいてい男って理屈っぽいんですよ。

宣伝担当としましては、普段KIKUちゃんが言わないようなこともアピールしていきたいと考えております。

誤解をされないようにするためにもアピールって必要ですよね。

 

 

sAntOsH